Marsyの徒然日記

勝負脳について

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脳外科医である林成之氏が提唱している『勝負脳』についてご紹介したいと思います。

林先生は数々の手術経験から画期的な治療法を開発して大きな成果を挙げ、特に脳死寸前の患者の命を救う『脳低温療法』の発案者として有名です。また、自らが率いる救命医療チームを世界にも名だたる精鋭集団に改革するとともに、日本競泳チームに指導を行った北京五輪では約52%が自己新記録を達成、5個のメダルを獲得するなどの好成績の原動力になったと言われています。

脳外科医として知り得た多くのことを一般の人に日常生活の中で役立ててもらいたいとの考えから「勝負脳」という造語をつくられました。

私たちが仕事をうまく進めていく上での参考になることが少なからずあると感じます。

◆勝負脳とは
人間には色々な知能が備わっています。言葉を話す知能、計算する知能、空間を認識する知能・・・・
「勝負脳」はそれら人間の脳に本来備わっている知能の1つを表わした言葉で、具体的には『勝負に勝つための戦略を練る知能』と定義され、その「勝負脳」は鍛えることができるとされています。
鍛え方や活用方法について、いろいろ書かれているのですが、我々にもすぐに実行に移せ、参考になりそうなものをいくつかご紹介します。

◆否定語を使わない
林先生が救命医療チームを立ち上げる際に、最高のチームにするために掲げた条件の1つは「否定語を使わない」ことでした。
会社の方針や上司の指示、関係箇所からの難しい依頼に対して、「それは出来ない」「それは意味がない」「それは非現実的」などと頭ごなしに否定的な言葉で応えていないでしょうか?
否定的な言葉を使った場合、脳に活力を与えるドーパミンを生み出すA10神経群という部位が活性化せず、意欲低下、思考力低下を招いて目的の達成が困難になるそうです。

◆空間認知脳を鍛える
人が運動したり話したり考えたりするときに必ず使う能の機能として「空間認知脳」があります。
物事を正しく理解し、間違いのない判断をするために重要な機能だそうです。
その空間認知脳を鍛えるには、文字をきちんと書くことが良いとのことです。
私自身、文字通りミミズが這ったような文字なので耳が痛いですが、これからは出来るだけ『正確書字』を心がけ、空間認知脳を鍛えていきたいと思います。
空間認知脳が発達すると複数の人の話も同時に聞けるようになるそうです。

◆企画書を4日後に見直す
夢の中でとても良いアイディアを思いつき、感動して起きてメモして、あとで読み返すと、たいしたアイディアでなかったという経験をお持ちの方もあるのではないでしょうか?
人間が膨大な情報に接していても脳がパンクしないのは、次から次への情報を忘れていくからです。あまり必要でないと判断された記憶は「作業記憶」と呼ばれ、3,4日で消えてしまいます。
一方、本当に重要な記憶や考えは、『ダイナミックセンターコア』という、「考えやアイディアを生んだり才能を磨くことと非常に関係がある部位」に送られるため、3,4日たって考え直してみるとそれほどでもないと思ったり忘れていたりするならあまり重要な考えではなかったということになります。
従って、企画書等は4日程度間をおいてから見直すことでより完成度の高い物にすることができるそうです。
とかく締め切りギリギリに作り上げてどうにかセーフというパターンに陥りがちですが、特に重要な資料は余裕をもって「計画的に」作るよう心がけましょう。

◆豊かな表情、笑顔を鍛える
オリンピック日本チームのコーチによると、オリンピック選手は皆、性格が前向きで明るいそうです。
また、魅力的な上司は表情豊かで笑顔も素敵であるという印象があります。
性格が明るい人はドーパミンというホルモンの分泌が活発です。このドーパミンは別名「やる気物質」ともいわれているように、人の意欲に関係するホルモンで、この分泌が多い人はやる気に満ちあふれ、思考力も優れているそうです。
それでは、性格がそんなに明るくない私のような人はどうなってしまうの・・・・となりますがご安心下さい。
笑顔を鍛えておくと性格も明るくでき、その結果、やる気物質のドーパミンが多く分泌されて、アイディアがどんどん沸く、前へ前へと進める、といった効果が期待できるようです。
皆さんも、朝歯を磨いたら鏡の前で顔をマッサージして笑顔を作る練習などしてみてはいかがでしょうか?

皆様のプライベート面、仕事面で多少なりともお役に立てば幸いです。

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