Marsyの徒然日記

山奥で電気を使う方法

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父がとある地域の山奥に土地を買って畑を作り、寝泊まりできるよう小さな小屋を建てました。
電力会社に電気の供給を申し込んだら、山奥すぎて電気を引いてもらえなかったそうです。

でも・・・・電気事業法で『供給義務』が電力会社に課されているはずなので、おかしいなぁと思って調べてみました。

◆電気事業法 第十八条(供給義務等)----------◆
第十八条  一般電気事業者は、正当な理由がなければ、その供給区域における一般の需要(事業開始地点における需要及び特定規模需要を除く。)に応ずる電気の供給を拒んではならない。
2  一般電気事業者は、供給約款又は選択約款により電気の供給を受ける者の利益を阻害するおそれがあるときその他正当な理由がなければ、その供給区域における特定規模需要(その一般電気事業者以外の者から電気の供給を受け、又はその一般電気事業者と交渉により合意した料金その他の供給条件により電気の供給を受けているものを除く。)に応ずる電気の供給を拒んではならない。
3  特定電気事業者は、正当な理由がなければ、その供給地点における需要に応ずる電気の供給を拒んではならない。
4  一般電気事業者及び卸電気事業者は、一般電気事業者にその一般電気事業の用に供するための電気の供給を約しているときは、正当な理由がなければ、電気の供給を拒んではならない。一般電気事業者がその供給区域内に供給地点を有する特定電気事業者と第二十四条の二第一項の補完供給契約を締結しているときも、同様とする。
5  一般電気事業者は、その供給区域以外の地域における一般の需要に応じ、又はその供給区域内の事業開始地点における需要に応じ電気を供給してはならない。
6  一般電気事業者及び卸電気事業者は、第三条第一項又は第八条第一項の許可を受けたところによるのでなければ、一般電気事業者にその一般電気事業の用に供するための電気を供給してはならない。
7  特定電気事業者は、第三条第一項又は第八条第一項の許可を受けた供給地点以外の供給地点における需要に応じ電気を供給してはならない。
◆----------◆----------◆----------◆--------

第一項で、「一般電気事業者(=電力会社)は・・・・・電気の供給を拒んではならない」と決められているので、どんなに山奥でも電気を送ってもらえるはずです。

しかしながら、ものすごい山奥などの場合には電力会社の供給約款で、『需要場所以外の地点を需給地点とすることがあります』との決まりが設けられて、実質的には山奥の家まで無料では電気を引いてもらえないのです。

<東京電力の供給約款より>
(3) 需給地点に至るまでの供給設備は,当社の所有とし,工事費負担金または臨時工事費として申し受ける金額を除き,当社の負担で施設いたします。

電気は送るけど、ただでやるのは既存の配電線がある場所の近くまでですよ、それ以上遠いところは電柱を建てる等の工事費の一部を負担してもらえるのなら電気を送ります』ということです。

結局、父は工事負担金をあきらめてディーゼル発電機などを検討しているようです。

そんな時、ネットを見ていたら面白いものを見つけました。

『蓄電式太陽光発電システム』というものです。

メーカーのうたい文句は

業界初!!マンションのベランダで太陽光発電ができます(しかも蓄電式!!)

蓄電式太陽光発電システム

簡単にいうと、太陽電池とバッテリーを組み合わせて、太陽電池で充電した電気を夜でも使えるようにするものです。

マンションのベランダに設置することをメインに考えているようですが、電気の届かない山奥や森、原野、畑、山小屋などの電源としても活用できそうです。

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また、在宅で医療機器を使っている方は、大停電が発生したときにもこれがあれば安心ですね。
震災後の停電では東北地方で人工呼吸器酸素濃縮装置を使用中の患者が死亡するという不幸な出来事もあったそうです。

普通の太陽光発電システムと違い、工事不要で、自分で組み立てるだけで使えるのが、お手軽でいいです。

当然、太陽光+バッテリーなので、ディーゼルエンジンと違い騒音が無く、自然の中や夜間での使用にあたっても静かで快適そうです!

持ち運びも可能なので、キャンプに行った時などにも活用できますね。

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稼働時間は?

大容量バッテリーを装備しているので、

  • ノートPCなら 56時間
  • LED電球なら 43時間
  • 卓上扇風機なら 13時間
  • 液晶テレビなら 12時間

と長時間の使用が可能で、十分実用的です。非常時にもとても心強い電源となりそうです。

それでは実際の製品で組み立て方を見てみましょう。

  1. 太陽光パネルを置いて2013-08-17_170745
  2. スタンドを付けて2013-08-17_170834
  3. 起こせば第一ステップ完了2013-08-17_171154
  4. コントロールボックスにバッテリーを組み込む2013-08-17_171303
  5. あとは配線を接続して2013-08-17_171546
  6. 組み立て完了!!2013-08-17_171729

これなら誰でも簡単に組み立てられそうです。

肝心の使い勝手

メーカーのサイトに実際の利用者の声が載せられていました。 震災後の岩手県なんて、まさに『非常用』としての役割を十二分に発揮しています。

1.神奈川県在住 Tさん
自宅のベランダに設置
計画停電中でも大好きなテレビを見逃さずに済んでたいへん助かりました

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2.岩手県在住 Nさん
震災直後に1階縁側に設置
電燈の下でテレビを見ながら食事をできてありがたかったです

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気になる定価は398,000円

ちょっと高い?ような気もしますが、これだけ大容量の電源だと、バッテリーだけでもかなりの価格になるので、太陽光パネルまでついてこの価格は大変お買い得のようです。

さらに詳しく知りたい方はこちらから確認してくださいね↓↓

〇 蓄電式太陽光発電システム

 

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